小笠原建築研究室
奈良の一級建築士事務所.
日々の活動や,建築現場の様子などを紹介するブログです.
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La Collina

今年オープンした「ラ コリーナ近江八幡」へバームクーヘンを食べに...
いえ,建物を見学にいってきました.

天気予報ではあいにくの雨
屋根一面が芝で覆われているので,梅雨の季節も楽しめるかなと思っておりましたが,奇跡的にお天気に恵まれました.

草屋根の芝も生長し,軒先のロール部分もキレイに緑化され,背景の八幡山の景色にとけ込んでいます.
藤森さんの設計,ぶれておりません.

アプローチにはおかめ笹が.7万ポット植えられているようです.
成長したらどのように変化するのか楽しみです.






この夏オープン予定のカフェスペース(苔山の向こう)
立入禁止で,吹抜からと外観から少し様子がうかがえました.
どうやら暖炉があるようです.

天井に埋め込まれた無数の炭
手漉き和紙にシックイ,土壁,大理石,クリの木,焼杉板,銅板...
素材の見せ方もユニークです.

ピンクの大理石,ノルウェージャンローズ
久しぶりに見ました!



店舗の壁には和菓子の木型がディスプレイされています.
道具を造る職人さんの想いのようなものが感じられる迫力です.美しい!





軒の深い屋根の下
いろいろな陰影の空間があり,とても居心地が良かったです.

来年には本社施設
そして,栗の木100本を使ったカステラ専門店,その他shop...

La Collina[丘]からの眺めはどのように変化していくのか,楽しみは続きます.












 
寄り道・廻り道・迷い道

迷い道していたら,出会いました.「大和文華館」

展示館は吉田五十八設計
文華ホールは奈良ホテルのラウンジ(辰野金吾設計)の一部を移築修復した建物です.

昨年の見たかった特別展に行けなかったので,迷ったのも縁.すいこまれました.
文華ホールは予約利用なため閉まっており,残念.

蛙股池をのぞむ高台にあり,文華苑とよばれる自然苑に周囲をかこまれています.
苑内は椿や梅が咲いていました.四季折々の花で彩られた案内図を見て,
次はサクラの季節だなと...

雨上がりでしたが,ロウバイの香りも楽しめました.

なまこ壁がモチーフとして取り入れられていますが,瓦部分にあたるところが面白い.
開口部であったり,耐震壁であったり...
モザイクタイルの色も素敵です.

中に入ると重厚な木組みの空間で,巨大な障子からの和らいだ光が入るギャラリーが出迎えてくれます.
障子は見込40,框の見付50,組子12で動きも軽い!

           
           




裏手からは遠く春日山や平城京を望むことができます.
(展示室内からはバルコニー越しに)













 

箱根プリンスホテル 2/2
前回のブログの続き

デザインされた雨樋と木々の姿がリズム良く並んでいます.
円形の形状と有機的なディテールやバルコニー,とても美しいです.


      


      

ロビーは天井も高く重厚な雰囲気ですが,縦長の窓から見える景色と石の袖壁に囲まれた空間はスケール的にとても居心地が良かったです.
家具や照明,階段の手摺りのディテールもまさに村野さん.
テーブルやソファをさわりながら,去年の村野to goのイベントを思い出したり...

全てにおいてクオリティ高いです!








 
箱根プリンスホテル 1/2
箱根に来たのだから,もちろん散策にと向かった「ザ・プリンス箱根」
フロントで,ホテルの図面と敷地マップをもらって,準備万端.

箱根九頭龍の森にある「お休み処」と九頭龍神社本宮を目指して湖畔をお散歩.
車では行けないというのが,遊歩道の環境にはいいですね.
桜はまだこれからみたいでしたが,芦ノ湖や富士山も眺めながらのお散歩はとても気持ちよかったです.
時折聞こえるドゴーーンという音も気になりながら,前日も聞こえていたこの音.
雷?まさか富士山?なんて思ったり,聞いたところによると自衛隊訓練の音のでした.
結構響くものなのですね.

木々の間から姿をのぞかせる茅葺きの3つの建物はまさしくキノコ.
茅葺き屋根は傷みが激しいところは下地が丸見えで,このままの状態では少し心配です.

柱型の砕石モルタル塗り込めの部分も少しずつ変化があり,地面から生えているかのようでもあり,地続きであるかのようでもあり,想像していたよりもすごく力強い印象でした.(中に入りたくてたまりません)

本館に戻る頃にはお昼もだいぶ過ぎ,迷うことなく西棟のレストランへ...つづく


    
      

      
          








 
Rain

良いお天気がつづきます.
今月は台風も多く,雨の日が多かったでうれしいです.


雨に濡れた景色も,好きなのですが...




          
          







 
瓦屋根




瓦屋根のお家を設計する機会がホント少なくなりました.
(まわりの環境によるのだけれど)

美しい瓦屋根の風景をみると,もう少し積極的に提案してもいいかな
と思う今日この頃でした.









 

KH GALLERY 芦屋


      
      


安藤忠雄氏が設計したコシノヒロコ邸がアートギャラリーとなって一般公開されました.
1981年の竣工以来増改築をを重ねているようです.
(エントランス+階段ホールは2006年に2階部分が増築されたとのこと)

コレクションで使用した布地を貼った作品や,メキシコをイメージした新作
墨色から極彩色まで様々な作品が,コンクリート打放しの壁に彩りを加えています.

自然光の取り込み方が効果的で,時間と共に移ろう様子は格別でした.
自然豊かな緑に囲まれ,四季の移り変わりがとても感じられる空間
次は春,桜の季節に訪れたいものです.







篠山

先月訪れた篠山の,monoile 
古い保育園舎だったようでが,どこか懐かしく,とても落ち着く空間です.
廊下にはこちらで製作された木製のおもちゃがずらり.
当日はことどもとおやこの撮影会もあり,こどもたちであふれかえっておりました.
(子供たちの写真アップできないので,奥の廊下でパチリ)
裸足で駆け回るこどもたち
泣いたり笑ったりととても賑やかでしたが,建物のもつおおらかさでしょうか
ぜんぶ包み込んでしまうようなそのたたずまいは,とても居心地が良かったです.
ギャップ
朝晩がだいぶ涼しくなってきました.
大好きな秋はもうすぐそこにっ!(のはず)

でも先週は最高気温34℃...
急遽決まって,行ってきました明治村.

お目当ては帝国ホテル(玄関ロビー)だったはずなのですが,外観と内部空間のギャップにやられた建物がありました.


木造3階建ての東松家住宅
江戸末期,平屋であった(当時は武家以外は3階建ては禁止されていた)ものを,明治28年に曳家をし,2階を増築.明治34年に3階を増築した建物らしい.
ガイドさんのお話を聞いて驚きました.

しかも屋根勾配にあわせて,3階部分がスキップフロアに!
空間のズレと,各室を視覚的に繋ぐ開口部がたまりませんでした.
この建物が宿泊施設だったら,貸し切りで泊まりたいです.
(そして私の腕では写真に撮れない...)



気を取り直して,なんとかレンズにおさまる3層吹抜の土間空間.
増改築してるので,通し柱が一本もないです.
構造的にも目に見えるので,なかなかおもしろかったです.

外観です.



もう一つ楽しめ建物がありました.
金沢監獄中央看守所・監房

八角形の中央看守所を中心に,五つつの舎房は放射状に配置された建物です.
明治村に移築されたのは舎房は一つのみなので,残り四つは写真で再現されてましたが,薄暗い中で見るとまるで当時の監獄が存在しているかのようでした.

広い中央看守所の中央には監視室が置かれており,ここからは全ての廊下が見渡すことができるのがとても新鮮でした.(機能性として当たり前なのですが)



炎天下の中半日以上ひたすら歩きまわり,もう少し涼しくなってから来れば良かったと反省中.


                 (独居房にて)


白いプリン
暑い日がつづきます.
東京にきたので少し足を延ばして川越まで

昨年オープンした三栖右嗣記念館
エントランスホール・展示室(2室)・カフェラウンジのシンプルな四象限プランの建物です.


通常内部撮影は禁止なのですが,職員さんとお話ししてたら,奈良からせっかく来てくれたのでと御厚意で撮影許可の腕章を貸してもらえました.
(気分はすっかり撮影スタッフの   アシですww)

屋根(天井)がムクリ上がったり,反転させたりしているのが,そのまま個々の象限(室)の空間を特徴づけており,作品との関係性がとても良かったです.
(外観から見えている白いプリンのとこです)



蔵造りの町並みが残っている川越
木造3層の時の鐘は,高さ16m
奈良の大仏様とほぼ同じ高さらしい...