小笠原建築研究室
奈良の一級建築士事務所.
日々の活動や,建築現場の様子などを紹介するブログです.
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福島ツアー2日目

Life style工房さんのものづくり体感ツアーの続きです.

 

宿泊場所はフォレストパークあだたら

「森林(もり)との共生=フォレスト・エコ・ライフ」を推進するために整備された福島県の施設です.

夜はLife style工房さんのスタッフさんも合流してBBQ

日本酒にホットワイン,きのこ汁に...ホント美味しすぎて...楽しくて...

(夜は寒いよ,山の中だからさらに寒いよと聞いていた以上に寒かったです笑)

 


トレーラーハウスに初宿泊

朝目覚めると,あたりは一面の紅葉.

(夜暗くなってから到着したので,びっくり笑)


 

 

達沢不動滝へ原生林を散策

安斎さんのインスピレーションの場でもあるとのこと.

ものづくりの原点,身近なモノ,日々考えを巡らせているお話とリンクしながら旅は続きます.

磐梯石の上に生えている木

週末住宅のコンセプトの源だとのこと.
 

 

週末住宅

磐梯石の基礎の上に生えている柱.

石の一つはもともと敷地にあったものでそうです.

Life style工房さん全員集結という最後のすごい追い込みの中.
ストーリーが素材,構造体,デザイン等明確に表れている建築です.


猪苗代湖といえば,さざえ堂

のぼりは右回りの螺旋スロープ,下りは左回りの2重螺旋スロープ.

ぐるぐる

体感しても不思議な構造...

旅の最後は,OBROS COFFEE

築60年の建物をリノベーション
角地の境界ラインが歩道と曖昧に
人が行き交う半屋外空間がpublic spaceでもあり,エントランスでもある不思議な領域.

店舗の外側のこの曖昧な空間が居心地が良いです.
 

2日間,とても充実したツアーありがとうございました.






 

 

 

 

One year project

木の伐倒から製材,加工,組み立てする「刻を刻む」project

One year project
 

 

今月初めにLife style工房さんのものづくりを体感させていただきました.
 

初の福島県.
北は秋田,南は和歌山からLife style工房事務所に集合.
事務所は入れ子式に,実物大で体験できる場が設けられてます.
実験の場として様々なことを試しながら,プロジェクトに常に反映と更新されています.

そしてスタッフが若い!
次の世代を育てていかないと,同世代仲間でよく話すのですが
すごくいい環境で生き生きと仕事している姿を見ると,納得の一言!

 

70%以上が森林の福島県

熊坂製材所で原木の製材のお話を伺いました.

熊坂さんにより目立てされ,製材された木材は
様々なストーリーのなかで新たに命が吹き込まれます.

 

ツアー参加者は工務店経営者,大工さん,現場監督さん,設計士等など

素材の話から,技術的納まり,デザイン,コスト,職人さんの技術,未来について

幅広く,様々な地域で日頃何を考えてどのような仕事をしているのか...

話はつきません.楽しい!

安斎さんのものづくりに対する飽くなき探究心と志し,とても刺激をいただけました.

 


LARGE LAB TOWNの見学へ

木材を丸太から仕入れ同一サイズの杉製材のみで構成された店舗です.
組積造デザインの断面の見せ方,内外同一素材仕上げから,木の魅力と力強さが印象的です.

1日目最後は,OHを終えたばかりのLARGE LAB TOWN

住まい手さんが集めた植物がディスプレイされた住宅です.

 


Life style工房さんの設計施工現場

職人さんの技術が,設計段階から現場にいたるまで,随所にキラリと見え隠れしており

チーム全員の力を引き出していくスタイルはとても魅力的です.


アイデアをカタチにするその発想とエネルギー

ワクワクはとまりません.

 
つづく






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法使いの住む村


映画で見てから一度は訪れてみたかったホグズミード村
魔法使いが歩いております.


ホグワーツ城もそびえ立っています.




お土産に「百味ビーンズ」を
普通の味でもとても不安なのに,ハナクソ味に土味....
カボチャジュースは


    
    
    個人的におきにいりのディテール(笑)
    
    細部まで楽しめる村でした.





















 

 
京都丹州もくもくフェスタ
木材市場 セリ見学させていただきました.
奥に写っているたくさんの人たちは買付人さんと,前セリ見学ツアーのグループです.
セリの現場は初めてですが,すごく盛り上がっているのは良く分かりました.

解説ガイド付きで,伝票の読み方,値段を表す指文字など教えてもらいました.
知事賞等の受賞をした材は,ご祝儀袋が貼られていました.​





セリ現場に到着.
セリ市は月2回行われているようですが,今回は女子大生がセリ子に初挑戦されてました.
どうやら,いつもより高値が付いていたようです(笑)

ベルの音と,金額.
とてもテンポよく,ドンドンせりおとされてます.

10万から.
受賞の材はスタート金額が違うようです!
 
          
午前中にはほぼセリは終了したようです.
買方番号がふられてました.





こうして並んでいる姿は,まるでブッシュ・ド・ノエルのよう.
美味しそうに見えるのは,決してお腹が空いているからではありません(笑)

隣の会場では木工デザインコンペの展示(なかなかの力作揃い),木工ワークショップ,
木工品や屋台のテントが.
家族ズレでお昼には会場は超満員でした.


夜は実行委員・出展者の方と伊東庵で懇親会.
いろいろとお話も聞けて,とても楽しいひとときを過ごさせていただきました.
ありがとうございました.

次回は山案内を(ずーずーしくもお願いして)
楽しみにしています.





 
くり
信州2日目です.
箕輪町のながた荘に1泊し,久しぶりの温泉(ナトリウム−炭酸水素塩温泉)堪能しました.
そんなに熱くなく,とてもぬめりのあるいい温泉でした.
(あまりにお湯がぬるぬるしてたので,お湯なのか自分なのかしばらく不安になりました)


お天気が悪かったのですが,カラマツの紅葉はきれいでした.
産直市場で「これを食べると寿命が3年のびます」なんてキャッチフレーズがツボにはまり,鳥獣肉の缶詰をお買い上げしてしまいました(笑)
鹿肉です(フランス語でジビエだそうです).
ネタのつもりでしたが,姪っ子まで美味しいと食べたこの缶詰,かなり我が家では大好評で,もう少し買えば良かった...




旧中山道の奈良井宿
奈良井川沿い約1㎞にわたり町並みを形成する,日本最長の宿場です.
低い軒先と屋根勾配が山のシルエットがかさなりとても美しいです.
平屋と2階建て,新しい建物は少し高い階高であったりと高さは色々ですが,通りの緩やかなリズムと良いバランスです.





ツアーのしめくくりに,早川謙之輔家具工房の見学をさせていただきました.
(早川謙之輔さんは故人ですが,白井晟一氏の家具製作を担当されていました)
長男の泰輔さんが工房を継承されており,工房と栗の原木を見せていただきました.

道具の中でもかんなは何故だか昔からドストライクです.
見てください,このたくさんのかんな達を!
これでも一部だそうです.

早川謙之輔さんが栗の原木をたくさん集められていたこともあり,原木置場は2,30年前の物が雨ざらしでたくさんありました.
良い材は皮と白太のみがくちてなくなるようで,悪い物はそのまま腐っていくようです.
(なんとも豪快です)

中津川には創業が元禄年間である老舗「すや」があります.
栗きんとんをはじめ「すや」の主なお菓子の素材であり,この地方の特産品でもある栗.
支店の「すや西木」は早川泰輔さん手がけられ,総栗普請だそうです.
ショーケースなどの家具も栗で作られており,動くことを前提としデザインしているそうです.クリアランスをデザインするという言葉がとても印象的でした.

素材としての栗も大好きですが,お菓子の栗きんとんも大大好物です.
建物を見学した後はもちろん,お土産に栗きんとん!!
奈良井宿で栗のお盆(無垢材に漆塗り)もすでに購入済みです.
栗のお盆で栗きんとんいただけるなんて,私にとっては思わぬサプライズになりました.


信州
ここ数年,fieid tourで吉野・東濃・尾鷲・天竜と山や製材所の見学をしてきました. 
今回は信州の木曽ヒノキの製材所です.
いくつかの地域を実際に見る機会が続くと,少しずつですが地域ごとの違いなどがイメージできるようになってきたような気がします.


木曽ヒノキの柱を主に取り扱っている木材所の加工場を案内していただきました.
伐採・製材・乾燥・加工仕上・納入まで一貫して行い,品質管理が徹底されています.
自然素材での品質管理・維持をみごとにされているのは驚きです.
(製材ラインのコンピュータ制御化による製材時間の短縮による効率化,人員削減によるコストダウンをはかり実現しているようです)

図書館の閉架書庫のような機械は初めて見ました.
最上段に16mもの丸太がありましたが,運搬方法も気になるところです.
また,加工場は掃除も徹底されておりとてもキレイでした.
建築現場と同じできちんと掃除されているところは,仕事に対する姿勢も信頼できますね.



稲山正弘氏(構造)+三澤文子氏(意匠)設計の木造平屋建ての木材加工場
手刻みで加工した県産杉材を樹状トラスを組むことで,住宅と同じ断面の並材でスパン18mの大空間を構成しています.
エントランスの庇は内部で吊り,はね出してあり上がってみるとオリの中にいるような不思議な感覚になりましたが,とても架構が美しかったです.



加工場に隣接して事務所棟と茶室があります.
下の写真の手前は事務所棟(三澤文子氏設計),奥に見えるのが胡桃山荘(三澤康彦氏設計)です.ご夫婦の作品を一度に見れる貴重な機会でした.

事務所棟2階床のカラマツを見れたのは良かったです.
節有りの床材を使用したいと考える機会がこれまでもあったのですが,この材を使いたいと思えるものに出会えることは少なかったので...
(節と色のバランスが丁度よいです)
最近気になる床材に巡り会えたので,近々建物を見に行こうと考えていたところです.
節有り床材については,またの機会にブログで紹介したいと思います.


写真中央左に見えるのが胡桃の木で,胡桃山荘と名付けられたそうです.
(胡桃つながりですが,地元さん24年製くるみを産直市場でGetできましたww)
胡桃山荘は26坪の状住宅ですが,窓からの借景が最高で,とても30坪きっている感じはしませんでした.敷地にゆとりがあれば,空間構成次第では26坪までいけるなーーーと改めて思いまた.





浜松天竜
先月天竜の製材工場・原木市場と,秋野不矩美術館の見学に行ってきました.
以前から見たかった美術館,花粉症の私にはこの時期の天竜...
でも見たい気持ちが勝ちました.



雨に濡れたテクスチャーがとても印象的です.
年末の藤森先生の講義でのお話を思い出します.
「大地とひとつづきの建築」
地面から見切りなしで仕上げられた外壁.
とてもドッシリと存在感がありました.

荒々しい左官仕上,大好きです.







登録有形文化財「天竜二俣駅」
木造扇形の機関車車庫,車両の向きを変える機関車転車台が見られます.
昭和15年に建設された事務室,浴場,貯水タンク等をくぐりぬけ
転車台に車両が乗って回転するのを動画に撮り,すっかり気分は鉄子です.

組梁・組壁
field tour 2日目
尾鷲ヒノキ6500本を使用して建てられた熊野古道センター

熊野古道センター

135mm角のヒノキの組梁・組壁で構成されており,経年変化で少したわみが気になりましたが,無垢材集積のシンプルな木造構造による大空間はダイナミックでした.

使用されている様子から,もう少しスケール小さめが個人的には好みです.
面戸硝子ごしに連続した梁による大きくはね出した屋根も美しく,夜景も見てみたいです.



最後になりましたが,三重といえばお伊勢さん.

お伊勢さん
皇大神宮御正宮


かおだち
木造建築の設計監理に携わっていますが,製材前の原木を見ることはあっても実際に山林を見て歩くことはほとんどありません.

今回,三重尾鷲の速水林業さんの案内で山に入らせていただきました.
針葉樹(ヒノキ)の林内には,広葉樹が意識的に育成され,多種多様な下草が生息していました.社長のお話によると,人工林でも植林の時期や範囲等変化をつけることで多様性が生じ.美しい森林となり動物が集うそうです.

 速水林業

尾鷲のヒノキ赤身が濃いのが特徴です.
よく手入れされいるので,年輪ピッチが等間隔です.
成長速度の緩急まで監理できているということです.
製材したものも見せてもらいましたが,顔立ちの良いヒノキでした.

尾鷲ヒノキ

来月MOKスクールで速水社長の講義があります.
楽しみです!

field tour 1日目終了
       つづく