小笠原建築研究室
奈良の一級建築士事務所.
日々の活動や,建築現場の様子などを紹介するブログです.
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茅葺き

以前実測調査のお手伝いをした茅葺住宅の現場を見学させていただきました.
茅葺き職人さんが棟の両端部分の木組みの下がりを現場調整されてるところでした.
棟はまっすぐな方が施工もしやすいようなのですが,この地域は少し下げて破風面の三角部分の厚みをもたせたデザインにしているようです.
以前は身近な素材である藁で拭くことが一般的で屋根の厚みもススキに比べ控えめとなるため,全体のバランスがより美しく見える工夫だったのではないかととのことでした.





目線が近い軒裏はヨシ,真ん中は細いススキ+稲ワラ,最上部はしっかりと抑えれるように太いススキで葺き分けられています.材料のこと,葺き方のこと,ワラの結び方等々熱く語られる職人さんとの会話はとても楽しかったです.
丸太の垂木に男結びでドンドン竹がとめられていきます.男結びと呼ばれるワラの結び方,地域により呼び方は異なるようですが結び方は同じだそうです.

深い軒の出,低い軒先ライン,厚みのある屋根,プロポーション,どれもステキです.
設計担当の方のお話しによると内壁の左官壁のデザインも現在検討中とのことで,これからどのように仕上がっていくのかとても楽しみです.


           




          







 
整理整頓
収納関係の打合せをするときは,まず整理整頓の仕方についてお話を伺います.
そして,現在のお家の様子を確認させてもらうようにもしています.

「我が家はわりと物が少ない(多い)方です」とイロイロお聞きしますが,各家庭での基準というものは言葉だけでは情報不足ですので...
生活スタイルや好み・習慣等,お住まいを拝見するのが一番です.

生活スタイルの変化にも対応できるよう,必要となる収納量も想定します.
かといって収納がたくさんあればいいというわけでもないので会話の中からも情報収集.


私は比較的整頓が好きな方なので,気が向いたときによくしてます.
整理は完全に気分でやりきってしまうことの方が多いですが(笑)
(ほとんどストレス発散のように)

テスト前の大掃除,忙しいのにお片付.
内なる魔物がいますよね.
本日やってしましました.お片付け.
そして終わらず...
後半戦は衣装ケースが届いてから(自分に言い聞かせ).
終わらなかった衣類関係,しばらくモンモンとしそうです.

シックイ壁に映る蔵の小窓の影までが,着物姿にみえてしまう有様です.









 
wall color
打合せの現場で最後まで保留となることが多いのは部屋の色決め.
家の中心となる場所は空間構成や家具・インテリア等で早めに打合せして決定しますが,寝室や子供室等の個室は特に「他とは少し違ったイメージにしたい」とテイストの異なる色を選ばれることも多いです.

壁面の一部だけ差し色を入れたり,面積が大きい場合は比較的淡い色を選ばれることも.
迷われているときは,少し背中に手を添えるようなアドバイスを心がけます.
(たまにすごく後押しすることも(笑))

ただ色を変えたいだけなのか,すごくチャレンジしたいのか,又は,あまり冒険することは好まないのかなどなど...
出来るだけコミュニケーショーンを積み重ね,真意をくみとるようにしています.
たまに,「想定外でした(笑)」と言われることもありますが.よくも悪くもこれも積み重ねの一つですから.

壁面だけでなく,建具塗装もアクセントウォールとして提案することもあります.
壁面に色を入れるには全体のバランスが難しい場合や.リフォーム工事の場合など施工範囲が限られる時はおすすめです.

写真(上):壁一面の深いグリーン
写真(下):建具のみの淡いピンク