小笠原建築研究室
奈良の一級建築士事務所.
日々の活動や,建築現場の様子などを紹介するブログです.
<< December 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
土佐 2

土佐の木造建築のつづき
 

 

竹林寺

庫裏やお庭等工事中でしたが,仮囲いの向こうに少し姿が見え隠れ...

納骨堂は静かな時間が流れて,また別世界(映画のシーンを思い出したり)
 

そして,前日シンポジウムでお話しがでてきた称名寺
なんと山本長水さんが来てくださり,解説していただけました.
 
構造材の高知産の杉にベンガラを塗った経緯は,先日参加した漆サロンでの考え方と通じるものがありました.
構造材の扱い方も経緯や効果などいろいろまだまだ検討できることがたくさん.
 
配置条件から浄土寺浄土堂のように西日を取り入れられないかわりに,トップライトを採用されたようで
御本尊上部からの光により,ベンガラと貫構造のデザインに美しい揺らぎが付加されています.
 












 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土佐

先日,JIA建築家大会in四国にて参加した「高知エクスカーション」

久しぶりの四国,JIA高知地域会の方に案内いただきました.

しかも,設計された建築家ご本人(高知地域会メンバー)の解説付きといううれしいサプライズまで


高知県立林業大学校,CLT建築を見学するのは初めてです.

校長先生はなんと隈さん
(高知でたくさんお仕事されてるので納得)

 

平成30年開講予定です.

高知県は県土の84%を森林が占める,森林率日本一の県

林業だけでなく,木造設計のコースもあります.

https://kochi-forestry.ac.jp

 

CLT建築,貫を仕様した工法,在来工法と様々な工法が見れる実践型の学校です.

屋根の野地,2階床スラブ,耐力壁にCLTが使用されており,断面をみるとその特徴がよく現れています.

ランチは,活魚 漁ま(イサナ創庵)

こちらは小屋組トラス(古材)を再利用した建築

もとは農業用倉庫の屋根だったそうです.

 

そして,久しぶりの牧野富太郎記念館へ

今回は快晴(前回はしっとり雨でこれもよかったけど)で,ライブに屋台とイベントでたくさんの人が訪れていました.

つづく










 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漆サロン

拭き漆を体験しに漆サロンに参加してきました.
 

漆のレクチャーを受け,以前に抗議で聞いた話を思い出しながら...

一昔まえは,漆を使うことが素材の質をカバーすることにも一役かっていたとのこと.
低温焼付,和紙+漆などなど,色味や素材,下地材の違いのサンプルをみながらニマニマ
私個人としては,和紙+漆がお気に入り
これはDIYでは無理そうですが...
 
木目を見せる拭き漆
クリーム色から空気に触れると褐色に
消費期限は約1ヶ月ほど
成分に含まれる酵素で乾燥するとのこと.
 

今回はベンガラ+柿渋塗装をした板に塗ります.

注意事項を聴きながら,いざ体験です.

 

ヘラで塗るので,刷毛で塗る浸透性塗料のなかでも使用量は少なくで施工できるため

塗装面積に対する材料代のコストパフォーマンスはかなりよいとのこと.

部分使いであれば,チェレンジしたいですね.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧奈良少年刑務所

「明治の五大監獄」で唯一現存していた奈良少年刑務所

今年3月に閉鎖され,今後ホテルとして活用されるので最後となる見学会へ

炎天下の中,前へ進めど後ろにさらに行列が...
 
明治村に一部移転復元された,同じく五大監獄の一つである金沢監獄とちがい
数ヶ月前まで使用されていた建物.
独特の空気感があります.
 
収容棟,独房棟,作業場など,これまで見学できなかった場所を巡りました.
 
中央看守所の空間から,1階2階が見渡せる舎房
監獄であるためのデザイン,機能
すべてにストーリーがあるので興味深いです.

外からも部屋がわかるよう番号がふられている.

設備の配管も露出で繰り返されると,面白くみえる.
 
樋や電柱等,登れるものすべてに有刺鉄線がまかれており,ねずみ返しのようなものまで...
監獄であることにあらためて気づかされる一場面です.
 
リノベーションされる監獄ホテル
今後も気になります.









 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古民家再生工房30周年記念

【建築展覧会のお知らせ】

古民家再生工房30周年記念「地域としての建築を考える−岡山からの発信−」

■期日
7月25日(火)から8月6日(日)まで
10時から18時まで(最終日は16時まで)

■参加建築家
(古民家再生工房メンバー)
 楢村徹 大角雄三 神家昭雄
(所属設計事務所の卒業生)
 小笠原香代 妹尾重義 仁科真弘 仁科美穂子 平野毅 三木志緒里 山口晋作 山下敬広

■会場
「さん太ギャラリー」山陽新聞社本社内
岡山市北区柳町2−1−1

■記念講演会
8月4日(金)内藤廣(建築家・東京大学名誉教授)
「さん太ホール」山陽新聞社本社内
18時30時から20時、無料

 

私も神家昭雄建築研究室OGとして参加します.
ぜひお越しください.




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

湖都・大津の国宝建築・近代建築探訪

JIA奈良地域会主催の見学会で大津へ

近代建築は再生利活用されている様子も合わせて見学

 

特に旧大津公会堂は市民にすごく愛され利用されているのが印象的でした.

月に1度の予約申し込みは朝から行列をつくり,すぐに予約いっぱいになるとのこと.

用途も様々に変えながら市民の交流の場として使い続けられており,外観もとても趣のある素敵な建物です.
 

そして,特別拝観させていただいた三井寺(園城寺)の勧学院客殿と光浄院客殿

照明を消し当時の趣のある薄暗さの中で,お殿様への謁見を体験させていただけました.

 

中門廊,広縁,東側唐破風に車寄,南側の庭園
近世初期の書院造の代表作です.

空間に広がりを持たせるためのデザインや素晴らしい障壁画
また,違う季節にも訪れるたいものです.

最後はヴォーリーズ設計の教会
滋賀県にはたくさんある
ヴォーリーズ建築
耐震改修前は礼拝堂正面はドアで仕切られ,日曜の礼拝の時以外は幼稚園ホールと一体となり利用されていたようです.

フレキシブルに使われていた当時様子を想像するだけでもワクワクします.

旧琵琶湖ホテル

旧大津公会堂

三井寺

日本キリスト教団 大津教会








 

 

 

 

 

 

 

 

 

吉野の森ツアー

昨年夏以来の吉野

このツアーを通じて,奈良県民ですが吉野がすごく身近に感じるようになりました.
 

今回は「吉野の杉の家の見学」から
なんと宿泊できるコミュニティハウスです.
吉野川沿いの立地はいうまでもなく...予約がとりにくいのも納得です.
 
1階の内装は杉板,2階は桧板.どちらも無節!
吉野材の色艶いいとこ取りしすぎですよね(笑)
こけら葺きも板幅をあえて揃えず,素敵すぎです.

かなり囲われた感のある2階小屋裏空間はまたいいスケールです.

立ってよし,座ってもよしの絶妙の高さ

桧好き(狭いとこ好きw)にはたまりません.

3方全て無節の桧が迫ってきてます.そしていい香りです.
 

高原の水源地(これまた水好きにはたまりません笑)

訪れるのは2回目ですが,やはり楽しい道のりです.
 

ふかふかの腐葉土の道を歩きながら,橋を渡りたどり着きます.
苔もふかふか(極上の手触り)
今回はちびっ子がたくさん参加してくれていたので,お水汲みはお願いすることに.
美味しいお水をいただきながら,お話を伺います.
 
昔は水の量も豊かで,村全体の水道水として利用されていたそうです.
間伐により水量が激減し利用できなくなります.
植林後60年経ち水量がだいぶ戻り,また村全体まかなえるようになってるそうです.

昨年は搬出用ヘリコプターが1台になったと聞きました.

(吉野の山は勾配も急で,林道がなく搬出が難しい)
 

これまであまり手入をされていなかった山に,新たに林道をつくる試みがはじまった場所を案内していただきました.

林道ができたことはとてもとても大きな挑戦でもあり,

これから様々なことが可能になります.



最後は,泉谷木材商店さんで製材のお話を

桧の丸太には,山で案内して頂いた山守さんの刻印が!

生産者のわかる材を,信頼できる製材所で

加工してもらえる環境がなによりもこころ強い


たくさん製材されている桧を眺めながら,総桧つくりなんて夢見てみたり...

「早めから相談してくれれば大丈夫」なんて心強いお言葉もいただけました.

















 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奈良町の現場が再び動き出しました.
 

オリジナルの空間に戻す方向でと相談を受けて,通り土間を計画
1Fの半分が通り土間,残りがお店
現在,賃貸以外の通り土間と2Fの一部を工事中.
 
足場も取れ,キャットウォークもできてだいぶ空間がみえてきました.
テナントさんも決まり,夏前にはOPENとのこと.
どんなお店が入るのか楽しみです.
 














 
あともうすこし

建具工事,大工工事,雑工事...

完成まで後もう少し.

 

お施主さんとお庭でお弁当をいただきながら

長かったようで,あっという間でしたねとお話ししながら...

「寂しくなります...」

なんて聞くと,お家づくり楽しんでもらえたのかなとうれしく思います.

 

ハンモックの取り付け位置を確認しながら,

購入予定の家具もまだもうひと悩みされています.

 

来月は京都に和室の照明器具を探しにいきます.

お庭の工事もそろそろスタート

 

あともうひとふんばりです.

 

 

 

 

 

早春の遠足

久しぶりにちょこっと遠足へ

 

白鳥庭園:清羽亭

南山寿荘:捻駕籠の席

どちらも川に隣接する配置計画のお茶席です.

(捻駕籠の席は移築され現在は川に隣接していませんが)


清羽亭は自然素材をいかした数寄屋建築

川に見立てられた水辺の景色を楽しめます.

清羽亭 渡り廊下

 

 



捻駕籠の席は,尾張藩渡辺規綱によって建てられた茶室が移築されたものです.

建てられた当時は,川沿の高台に位置し,斜面地を利用して舞台造りのように床を高くし,船で到着後,階段を上り席入りをするというものだったようです.
茶室は建物の平面に対し少し角度を振って配置され,三方に縁が回り,お駕籠を捻った格好で席名の由来となっています.

渡辺規綱(号:又日庵)は裏千家11代家元玄々斎の実兄でもあり,玄々斎も建築に関与しているようです.


最後に多治見市モザイクタイルミュージアム
藤森氏設計のデザインがとても楽しい.
タイルの原料となる土の表情
土色モルタルの床,壁天井にも仕上材に土が刷毛塗りされています.